旅の余白 | ロンドン、小さな幸運が重なった旅
- Sakura Nimura
- 4月24日
- 読了時間: 2分
更新日:5月3日

あなたは、旅に出るときワクワクしますか?
それとも少し、緊張した気持ちになりますか?
私はどちらかというと、後者です。
出不精で、家の中が一番落ち着く私にとって、旅の前はいつも少し重たい気持ちになります。
快適な場所から動きたくないという抵抗感と、それでも何かを感じたくて旅に出る自分。そのふたつの気持ちの間で揺れながら、背中を押すのも自分自身です。
そんないつもの調子で出発したイギリス旅は。でも思いがけず、嬉しい“偶然”がいくつか起きました。
たとえば、搭乗直前になぜかビジネスクラスにアップグレードされたり、ホテルでは予約していた部屋より広くて眺めの良い部屋が用意されていたり。
さらに、満席で入れないと言われたレストランが、ちょうど目の前でキャンセルが出て、奇跡のようなタイミングで通してもらえたりなど。
まるで「そのまま進んで冒険してごらん。」と、見えない力がそっと背中を押してくれたような、そんな出来事がいくつも続きました。





ちなみに、旅で個人的に大事にしてることは、“予定を詰め込みすぎない”ということです。
海外旅行に行くと、あれもこれもと体験したくなるなるのですが、ゆとりのスケジュールにすることで、道草を楽しんだりなどの、流れに身を任せていいや、という気分になれます。
流れに身を任せるゆとりのある旅では、ちょっとした出来事が愛おしく感じられたり、ふと目に入った風景が心に残ったりと、心に潤いのある旅ができる気がします。
誰かと行く旅でも、途中で”1人の時間を作る”こともおすすめです。
ほんの数時間でも、旅の相棒たちと別々の時間を持つことで、自分独自の感性を刺激する場を作ることができます。旅先では感性が鋭くなりますが、1人でいることで尚更、その効果が増すのです。すると、普段気が付かないようなことに気がついたり、ひらめきやシンクロニシティーを敏感に拾うことができます。
それぞれが1人で過ごした時間にしたことをシェアし合うことで、旅の会話もより一層楽しくなるかもしれません。
旅のスタイルは、人それぞれ。
余白の時間が散りばめられた旅をしてみると、自分らしい旅の仕方を開発したり、自分のことを再発見することができるかもしれません。
あなたは、どんな旅が好きですか?
心がほどけて、ふっと息が深くなるような時間を、最近持てていますか?
ちなみに、今回ロンドンで宿泊したのは、L'oscor Other House South Kensington でした。どちらもブティックホテルですが、ホスピタリティのレベルが高い快適な滞在でした。
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