月ごとに寄り添う余白 | 5月
- Sakura Nimura
- 5月3日
- 読了時間: 2分

新緑がキラキラと輝く、心も身体も少しだけ緩む季節。
動植物のバイタリティの勢いを感じる一方で、人間社会では新年度の環境の変化や忙しさで、知らず知らずのうちに張り詰めていた緊張感を溜め込んでいるもの。そしてそんな張り詰めた感覚が、ふっと解けるような時期でもあります。
あなたは溜まっていた疲れや感情を、どんな風に癒していますか?
これからも元気に駆け抜けていくためのスタミナを、どんな風にして養っていますか?
私はというと、先日やっと衣替えをして衣類を春・夏用に切り替え、ついでに大掃除をしました。アメリカでは「スプリングクリーニング」と言って、日本で言うと年末の大掃除のようなことを、春のこの時期にすることが多いのです。
その後、庭に咲いたすずらんの花を小さな花瓶に飾って、ふと息をついていたら、思いがけずふわっと涙腺が緩む瞬間がありました。
何かが悲しかったというのではなく、心のできた一瞬のゆとりのスペースで、溜まっていた疲れがふんわりと顔をだすきっかけを掴んだかのようでした。
ああ、疲れていたんだな。
自分の状態に優しく気がつかせてくれた、小さなゆとりのスペース。
まだまだ始まったばかりの新年度。そして、「活動期」である春・夏の到来です。
5月は、何かを頑張るよりも、整えることが大事な日もあります。
そして整ったら、また勢いの乗って駆け抜ける日々に身をまかせていくことができます。
あなたの心が、あなたのタイミングで解けていくことができますように。
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