月ごとに寄り添う余白|6月
- Sakura Nimura
- 6月6日
- 読了時間: 2分
更新日:6月20日

今年は、庭の牡丹がとても元気に咲いています。
いくつか切り花にして部屋に飾ったら、空間が一気に明るくなりました。初夏の訪れを感じます。
日本では梅雨の時期に入る頃。
湿度が上がってジメジメするのが嫌だなぁと思う反面、雨の風景にしっとりした風情があるのは、日本ならではの良さだなぁと感じます。
雨音を、シトシト、ピチャピチャ、ポツポツ、パラパラ、ザーザーなどと、さまざまな言葉で表現するのは、日本ならではの文化です。
欧米では、雨が降っても傘をさす人が少ない国が多いものです。雨に無頓着なのかもしれませんし、季節の移ろい自体にも、日本人のような豊かな感性を向ける習慣が少ないのかもしれません。
そんな6月。
雨の日には、その恵みを感じながら、自宅にこもってゆっくり過ごすのもいいかなと思います。
もう直ぐ夏至がやってきて、そして、梅雨が明けたら一気に暑い夏へ。
いよいよ今年も、後半に突入です。
そう思うと、日本の梅雨は「間」のような時間。
冬を経て、春と初夏から勢いづいてきた人々の心と体を、ピークに達する前にいったんそっと落ち着かせてくれる。そんな時間のような気がします。
「静の時間」が作れるときには、できるだけその流れに身を任せて、ゆっくり過ごしてみませんか。
きっとそれだけで、心も体も少し整っていく気がしています。
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