旅の余白 | 東京の大人の遠足と、変わらぬご縁
- Sakura Nimura
- 1月7日
- 読了時間: 3分
更新日:5月1日

東京で迎えたある一日。
大学時代からの友人と一緒に「大人の遠足」へ出かけました。彼女が案内してくれたのは、私の大好きなアールデコ建築を堪能できる 東京都庭園美術館。
展示されていたのは、「そこに光りやがてくる」というタイトルの、日本人女性ガラス作家による展覧会。アールデコの美しい空間に溶け込むように展示されたガラスアートは、どれも繊細で、透明感に満ちていて…すべてがときめきの連続でした。








写真を眺め返すたびに、「ああ、もう一度行きたいな」と、思わずため息がこぼれるほど。もし近くに住んでいたら、この展示期間中にきっとあと1回か2回は足を運んでいたと思います。
そして、さらにときめいたのはこのパンフレット。可愛らしいイラストで、美術館に植えられた植物が描かれています。庭園美術館というだけあり、お庭もとても良かったです。季節ごとに違う顔が見られそうな、よくお手入れされた素敵なお庭です。

案内してくれた友人は、東京・渋谷出身の生粋の“渋谷っ子”。
地元ならではの素敵なスポットを知っていて、私の好みにぴったり合う場所をいつもスマートに紹介してくれます。
気づけば、彼女と知り合ってからもう25年ほど。
不思議なことに、これまで何度も住む場所やタイミングが重なって、国を跨いでもお互いに近い距離に合計三度も暮らしたことがあります。そんな偶然に、やっぱりご縁を感じずにはいられません。
ちなみに、私は子どもの頃からわりと引っ越しの多い人生を送ってきました。だからこそ、人との出会いと別れを何度も経験する中で、ひとつ気づいたことがあります。
それは、縁のある人とは、たとえ離れてもまたつながる、ということ。
「そんなの当たり前じゃない?」と思われるかもしれませんが、実感として本当にそうだなと思うのです。
時間と共に、場所も関係性も少しずつ変化していくけれど、縁のある人とはまたいつか、ふとした時に深く関わるようになる。そうした関係こそ、本当の深いご縁なのだと思います。
人が成長するように、人間関係もまた成長していきます。
お互いの変化を受け入れながら、それでもどこかで見守り合っている。そんなふうに感じられる関係性は、年齢を重ねるごとにますます特別なものに思えてきます。
***
そして、彼女と、同じく大学の同級生である彼女の旦那さん、そして彼女のご両親。一緒に過ごすたびに「楽しい時間をありがとう」と、感謝でハートフルな気落ちになります。
あなたの人生には、どんな深いご縁を感じる人がいますか?
どんな風に、そのつながりを確認していますか?
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