整えるリチュアル | 花がくれる、ひと呼吸の時間
- Sakura Nimura
- 2024年7月9日
- 読了時間: 2分
更新日:5月1日

ご近所に生花を卸す会社を経営している友人夫婦がいて、時々ふらりと花を届けてくれます。
外出先から戻ると、玄関にそっとブーケが置かれていることもあり、今日もそんなサプライズに思わず頬がゆるみました。
テーブルにそっと飾られた花に目をやると、その存在のささやかな美しさに、はっと我に返るような瞬間があります。忙しくしていると、どうしても“やるべきこと”に追われてしまいますが、ふとした瞬間にフローラルな香りが鼻先をかすめ、「ん?なんの香り?」と顔を上げると、目の前に飾っている生花だった、なんてことも。
だからお花をギフトでもらうとき、私はそこに、「ちょっと立ち止まって、日常の幸せを感じてね」というメッセージが込められている気がします。忙しい日々のなかで、頭と心をひと呼吸させてくれる存在です。
たとえば野の花をたった一輪飾るだけでも、その場がふわりと華やぎます。
リサーチによると、視点のフォーカルポイントが飾られた花に行く時、私たちの脳は自然と癒しを感じてα波の脳波が増加し、リラックス感が増すことが分かっているそうです。つまり、家の中に花をちょこっと飾るだけで、心にゆとりを生み出すことができるということです。
今日いただいたのは、ピンクの牡丹。
最初はころんとした蕾だったのに、みるみるうちに花が開き、部屋いっぱいに芳醇な香りが広がりました。
最近バタバタしているな、ストレスが溜まってきてるなと思ったら、まず花をほんの一輪でも、部屋に飾ってみてください。そこから生まれた小さな心のゆとりをきっかけに、自分自身に対してさらに深い優しさの意識を向け始めることが、できるかと思います。
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